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Kumaft Tsushin

クマふと通信2025年1月号
Kumaft Tsushin

適正に救急車を要請するために知っておきたいポイント

救急車

12月、1月と冬は救急車の出動件数が多くなります。全国的に年々救急車の出動件数は増加しており、東京消防庁では救急出動のひっ迫に適正利用を呼び掛けています。
日常の中で急病や怪我などで救急車を呼んだ方が良いのか判断に迷う事が多々あると思います。今回は救急車を適正に利用するためのポイントとして、緊急度の高い症状例と判断に迷った時にどうすれば良いのかをご紹介して参ります

冬に出動件数が増えるのはなぜ?

ヒートショック

夏は猛暑による熱中症などの症状による出動要請が激増しますが、年末年始に掛けての冬は酒席が増える事による急性アルコール中毒や餅を喉に詰まらせる事故、気温が低くなる事で浴室やトイレでのヒートショック事故などが増加し、救急車のひっ迫に繋がっています。
令和5年中の救急車の出動件数は918,311件で過去最多を記録しましたが搬送された方のうち半数以上は入院不要な軽症だったそうです。救急車の出動件数が増加すると現場から遠い救急車が出場することになり一分一秒を争う救急救命に支障をきたす恐れがあります。

こんな時はすぐ救急車を呼びましょう!

救急搬送

まず年齢性別や症状に関わらずに下記のような状態の場合は迷わずに救急車を呼びましょう。

⬜︎呼吸をしていない。息がない。
⬜︎脈がない。心臓が止まっている。
⬜︎水没している。沈んでいる。
⬜︎体温が異常に低い、冷たくなっている。
⬜︎呼び掛けても反応がない。
⬜︎普通に喋れない。声が出せない。
⬜︎顔色、唇、耳の色が悪い。冷や汗をかいている。

突然のこんな症状にはすぐ119番(ご高齢者の場合)

ご高齢者

顔:①顔半分が動きにくい、痺れている ②笑うと口や顔の片方が歪んでいる ③ろれつが回りにくい ④見える範囲が狭くなる ⑤周りが二重に見える
頭:①突然の激しい頭痛 ②突然の高熱 ③急にふらつき立っていられない
手足:①突然の痺れ ②突然、片方の腕や足に力が入らなくなる
胸や背中:①突然の激痛 ②急な息切れ、呼吸困難 ③痛む場所が移動する
お腹:①突然の激しい腹痛 ②血を吐く

●意識の障害:意識がない(返事がない)又はおかしい(朦朧としている)
●けいれん:けいれんが止まらない
●吐き気:冷や汗を伴うような強い吐き気
●飲み込み:物を喉に詰まらせた
●怪我・火傷:大量の出血を伴う怪我や広範囲の火傷
●事故:交通事故、転倒や転落で強い刺激を受けた

突然のこんな症状にはすぐ119番(成人の場合)

成人

顔:①顔半分が動きにくい、または痺れる ②にっこり笑うと口や顔の片方が歪む ③ろれつが回りにくく、うまく話せない ④見える範囲が狭くなる ⑤突然、周りが二重に見える ⑥顔色が明らかに悪い
頭:①突然の激しい頭痛 ②突然の高熱 ③支えなしで立てないぐらい急にふらつく
手足:①突然の痺れ ②突然、片方の腕や足に力が入らなくなる
胸や背中:①突然の激痛 ②急な息切れ、呼吸困難 ③胸の中央が締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが2~3分続く
お腹:①突然の激しい腹痛 ②激しい腹痛が持続する ③血を吐く ④便に血が混ざる、または真っ黒い便が出る

●意識の障害:意識がない(返事がない)又はおかしい(朦朧としている) ぐったりしている
●けいれん:けいれんが止まらない けいれんが止まっても、意識が戻らない
●吐き気:冷や汗を伴うような強い吐き気
●飲み込み:物を喉に詰まらせて呼吸が苦しい、意識がない
●怪我・火傷:大量の出血を伴う怪我や広範囲の火傷
●事故:交通事故にあって強い刺激を受けた 水に溺れている 高い所から落ちた

救急搬送を要する疾患:脳卒中

脳卒中には、脳梗塞(のうこうそく)、脳出血、くも膜下出血があります。脳梗塞は脳の血管が詰まる病気です。一方、脳出血、くも膜下出血は脳の血管が破れる病気です。ご高齢者・成人とも上記に示したように顔の痺れ、片方だけの歪み、ろれつが回らなくなる、視野が狭まる・二重になる、あるいは激しい頭痛などの症状は脳卒中が疑われる典型的な症状です。『脳卒中を起こしたら動かしてはいけない』というのは大きな間違いで一刻も早く専門病院での治療が必要です。
特に脳梗塞の場合、発症してから数時間以内に治療を開始すれば、症状を早期に回復させ後遺症を最小限に食い止めることが出来る可能性があります。また、上記のような症状が出現した後、数分間で全て回復してしまったとしても安心はできません。これは『一過性脳虚血発作』といって大きな脳梗塞の発作が起こる前触れであり、重要な危険信号です。専門医の受診が必要です。

救急搬送を要する疾患:命に関わる3つの疾病

心筋梗塞

胸や背中を襲う突然の激痛や胸の中央が締め付けられる(または圧迫される)ような痛みが持続する、急な息切れや呼吸困難、胸や背中の痛む場所が移動するなどの症状の場合は命に関わる危険な病気の可能性が高いので躊躇せず救急車の出動を要請しましょう。

①心筋梗塞
心筋梗塞は心臓の血管が詰まることによって起きる病気です。心筋梗塞の最大の特徴は、脂汗(冷や汗)が出るほどの強烈な胸の痛みです。人によっては象に踏み潰されているような、胸を締め付けられる痛みが出ます。また、顔面が白くなる、嘔吐などの症状が出る場合もあります。心筋梗塞では、これらの症状が一瞬ではなく30分以上持続します。痛む場所は胸のみならず、左肩から左腕、下顎にかけて痛みが出る場合もあります。
肩こりや歯の痛みと勘違いされることも多い症状であり、注意が必要です。
大動脈解離
大動脈解離は血管が裂ける病気です。大動脈解離は、胸、お腹から背中にかけて、上下に非常に強い痛みが走ることが特徴です。この痛みは大動脈という一番太い血管が裂けていくことで生じるものです。大動脈解離は血管の裂け方によって様々な症状が出てきます。意識が朦朧とする、意識がなくなる、手足の麻痺、腹痛、大便に血が混じるなどです。これらの症状は血管が裂けたことで裂けた場所の先にある臓器に血液がいかなくなることが原因です。
肺血栓塞栓症
肺血栓塞栓症は肺の血管が詰まる病気です。血液が肺へ流れなくなり酸素が全身に運ばれなくなってしまいます。肺血栓塞栓症の特徴的な症状は、突然始まる息切れや呼吸困難、胸の痛みです。人によっては意識障害やめまい、失神を起こす人もいます。

救急車を呼んでいいのか判断に迷った時は?

「緊急性の高い症状かどうか自分で判断できない」「救急車を呼ぶほどではないけど受診したい・相談したい」「119番に電話するのがためらわれる」というときは、電話やインターネットですぐに相談出来る手段があります。判断に迷った時には利用してみては如何でしょうか。

救急安心センター事業「#7119」
救急安心センター事業(#7119)は救急車を呼んだほうが良いか判断に迷った時に用いる電話相談窓口です。電話相談には看護師等の資格を持つ相談員が対応し、病気や怪我の症状を把握して、緊急性や救急車要請の要否について助言をしてくれます。緊急性が高い場合には、119番に電話を転送するなどして、救急車の要請を支援してくれます(一部の地域では未実施)。その他診察が可能な医療機関の電話番号を教えてくれる医療機関案内や症状に応じた応急手当方法のアドバイスをしてくれます。

全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」
急な病気や怪我をした時、症状の緊急度を素早く判断出来るアプリです。当てはまる症状を画面上で選択していくと、緊急度の目安が分かり、必要な対応が表示されます。緊急度が高いと判定された場合は、アプリから119番に電話できます。また、緊急度が高くない場合は、受診可能な医療機関や移動手段(タクシーなど)などの情報を、アプリから検索することが出来ます。
Q助のダウンロードは消防庁のサイトから行えます。

血管が収縮する寒さにご注意

窓リフォーム

気温が低い冬は身体から熱を逃がさないように血管が収縮します。血管の断面積は小さくなり血液の通り道が狭くなるので循環を維持させるために血圧が上昇するのです。血管が詰まったり裂けたりして発症する脳卒中や心筋梗塞は断然寒い冬に起こりやすくなるのです。

暖かい室内から寒い空間に出たときに、血圧が急激に変動して起きる『ヒートショック』もまた寒い季節に圧倒的に多くなります。こうしたリスクを少しでも軽減出来るリフォームをクラフトホームではご提案致しております。冬も夏も省エネに繋がる窓リフォームや浴室リフォームなど、ご家族全員の健康と安全を守るお住まいづくりをリフォームで応援致しております。どのような事でもお気軽にクラフトホームにご相談下さいませ。

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